ケセラセラ

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Photo by Sky Ruins : Designed by ringfinger


公園でぼけ〜っと空を眺めてたら頬に冷たい感触。


あっと思った時にはもう遅くて。


ぽつりぽつり雨は降ってきた。



雨はやがて晴れて



慌てて駆け込んだそこには先客が居た。
不機嫌そうに空を睨んでる切れ長の目。
髪は雨に濡れて雫が滴り落ちる。


「あのっ!」


「ん?」


「これ、使って下さい!!」



そんな彼に見とれて気づいた時にはもう目の前にタオルを差し出していた。


「いらない」


でも返ってきた言葉は予想外で…
一瞬戸惑った。


「でも、それじゃあ風邪ひいちゃいますよ?!」


近づいて彼の頭にタオルをかける。


「……ほっといてよ」


タオルをかけたのは良いが動こうとしない。


「ほっとけません!!」


「!!」


彼に私は痺れを切らしてつい弟達にやるように頭を拭いた。


「なにするの」


ばっと私から離れて何処に隠してたか分からないトンファーを構える。


「なにって…」


急に威嚇され驚いて思考が停止する。
次の言葉を探しているとその人が襲って来た。


「きゃっ…」


思わず目を閉じたが、痛みは無い。
その代わりに人の重みがある。


「あ、あの…」


「……」


恐る恐る声を掛けてみたが返事は無い。
そっとその人の顔を見るとなんだか苦しそうだ。



「だ、大丈夫ですかっ!!」



慌ててその人のおデコに手を当てる。



「す、凄い熱!!」


慌てた私はふとあることに気づく。
雨がやんでる。
これなら濡れる心配も無いかな?
幸い私の家ならそんなに遠くないし。
そう思い、その人を持ち上げて家に帰ろうとするが…



「も、持ち上がらない…」



こんなに華奢に見えるのにやっぱり男の人なんだなー…と思う。
どうしたものかと悩んでいるとそこに聞き慣れた声が聞こえてきた。
並盛中に通うイトコの沢田綱吉が友達と3人で歩いている。




「あ、つっくん!!」




思わず大きな声で引き留める。



「あれ?、どうした…ウゲッ!!雲雀さんっ!!」


「ゲッ…」


「はは、ホントだな」



近づいてきてくれたつっくん達がとても驚いた顔をした。
どうやらつっくんの知り合いらしい。



「つっくん、この人知ってるの!?」


「う、うん…一応…」


「じゃあ、話は早いね!!つっくん、この人熱が凄いの!!家まで連れて行きたいんだけど、この人の家、知ってる?」



「し、知らないよ!!それにこの人…」



喋ってるつっくんがだんだん青ざめていくのが分かる。
なんでだろうって思ってたら体にのしかかってた重みが無くなってる。



「……なに?君達…僕の前で群れてると咬み殺すよ」



フラっと立ち上がり戦闘体勢に入る。



「あの、急に立って大丈夫なんですか?!」


「やっぱり気分が乗らない」


でも私が話しかけるとチラッと私の方を見て。
そのままフラリとどこかに行ってしまった。


「え?え?あのっ!!」


私が困惑している横でつっくん達も困惑してるのが分かる。
でもそんな事より私は今の人の方が気になった。
いったいあの人は誰だったのかな?
熱、大丈夫なのかな?
あとでつっくんに詳しい事聞いてみようと思いつつ私は彼の背中を見つめその場から動けないでいた。


おわり?


+反省室直行+
うん。
おわりです。
終わり。
そして名前変換い一回というオチ。
私には何が書きたかったのかいまいち分からないですが…
続きみたいなのを書けたら書こうかなと。
はい。

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