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| 近付けば近付く程青色パイナポーなどには見えない。 どうみても金髪のツンツンヘッドだ。 しかしクフフはそこから聞こえる。 私は思い切って声をかける。 「犬?何してるの??」 びくっ!! 私が声をかけると驚いた様子でこちらを振り向く。 「っ!!見て!」 私だと気が付いた犬は近づいて来て腕をグイグイ引っ張って有るトロピカルフルーツの前にやる。 「パイナップル?」 「そうれす!このパイナップル達からクフフって聞こえたんらよ!」 「まっさかー!そんなはず無いっしょ!」 疑って耳をすましていると… 『クフフ…』 確かに聞こえた。 オロオロしていると店の主人が出てきた。 「ん?お客さんどうしたんでい?」 「あの、このパイナップル、不気味な笑い声聞こえるんですけど…」 脳天気に出てきた主人に自分たちの錯覚じゃないか確かめる。 「ああ、それな!それはな…」 すると主人は楽しそうに話し出した。 どうやら真相はこの様だったみたいだ。 先日おやじさんは道端でパイナップルに似た頭の少年が面白い笑い方をして居るのを見かけたらしく。 あまりにもツボに入ったおやじさんはたまたま持っていたボイスレコーダーにその声を登録したらしい。 それで自分の店のパイナップルの台の下にそのレコーダーを置いて永遠と流してる。 そんな話だった。 「どうだ?パイナップル買いたくならねぇか?!」 無邪気に笑うおやじさんに私と犬は顔を見合わせた。 犬は何故だかすっごくキラキラしたお目々で見てくる。 どうしますか? 「……すいません、そのパイナップル2つ下さい。」 「パイナップルはもう家に沢山有るでしょ!!」犬のキラキラお目々に負けた私はそのパイナップルを2つ買うことにした。 「まいど!!」 「やっさしー♪」 おやじさんがパイナップルを2つ袋に詰めてるのをワクワクしながら待つ犬。 すると背後から声が聞こえる。 「、犬、何してるんですか?」 さっきのやりとりを見ていたのかにっこり、でも目が笑ってない彼がそこに居た。 「む、骸っ!!」 「ゲッ…骸さん…」 「クフフ…2人とも、覚悟は良いですか?」 そう言いながら近付いて来る、骸。 「け、犬…」 「…」 「「逃げろーーーー!!!!」」 「逃がしませんよ!!」 この後骸との追いかけっこが1日中続いたのは言うまでもない。 |
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