ケセラセラ

info main days kiss index
Photo by Sky Ruins : Designed by ringfinger

落ちる!!そう思った時にはもう目を瞑っていた。



「危ない!!」



声が聞こえたと思ったら体に紐の様な物が絡みつく。

そして足が地面に着く。

ほっとして気が抜けた私はその場にへなへなっと座り込んでしまう。



「、大丈夫だったか?」


「ディーノ…」



差し伸べてくれたを掴み立たせてもらう。



「びっくりしたんぜ?エンツィオの上に何かいると思ったらなんだから」


「うっ…」


「しかも見たら落ちそうになってんだもんな」


「だってエンツィオの上に乗ればすぐに見つかると思ったんだもん…」


「……誰が?」



ぼそぼそ言う私にディーノは聞いてくる。



「
ディーノが…」


「え?聞こえないな??もっと大きい声で言ってくれないか?」



ホントは聞こえてるくせに意地悪く笑って聞いてくる。



「むー!!聞こえてるくせに!!」


「ははは、ごめん、ごめん」



膨れてプイッと顔を背けて言うとディーノは笑いながら謝ってくる。



「が可愛かったからついな」


「っぅ…!」



よしよしと私の頭を撫でてくる。

そんなディーノの行動に顔が熱くなる。



「で?は俺になんの用だったんだ?」


「あ!!」



ディーノの言葉に当初の目的を思い出す。



「はい、これ。バレンタインチョコ…」



チョコレートの箱を取り出してディーノに渡す。

まじまじとチョコレートの箱を見るディーノ。



「そ、そんなにジロジロ見ないでよ…」



恥ずかしくなって言う。



「いや、だって…」



歯切れの悪いディーノ。

何が言いたいんだろうと思って考えると1つの答えにたどり着いた。



「もちろん、手作りの本命チョコだよ!!」


「うわ!!」



そう言いながら背後からディーノに抱きつく。



「離れろって!!」


「いやですー!!私の気持ちを疑った罰!!」



恥ずかしがるディーノにさらにぎゅっと抱きつく。

その様子を陰ながら見守るディーノの部下。

この後ディーノが部下にからかわれたのは言うまでもない。




− ディーノ END 1.2009/02/16 −




Saku : http://keserasera.houkou-onchi.com/ : △Page Top